【ドラマ】海に眠るダイヤモンド(2024年)第1話・第2話

ドラマ

皆さん、こんにちは。
筆者のキョン(@kyon2021f)です。

今回は花ちゃんの出演ドラマ「海に眠るダイヤモンド」第1話・第2話についてレビューしたいと思います。

本作は野木亜紀子さんのオリジナル脚本×塚原あゆ子さんの演出という、注目の日曜劇場ドラマ。

長崎県の端島(通称:軍艦島)を舞台に、神木隆之介さんが過去と現在の二役を演じています。

花ちゃんはその神木さん演じる鉄平(過去)に思いを寄せる朝子役。

放送が始まるまではどんなキャラクターかあまりわかりませんでしたが、一生懸命働く大人しめの女の子ですね。

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作品情報

【放送日時】
2024年10月~12月

【脚本】
野木亜紀子

【出演者】
神木隆之介、斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、土屋太鳳 他

引用:「海に眠るダイヤモンド」HP

第1話

【あらすじ】
「私と、結婚しない?」2018年夏、東京。
その日暮らしのホスト・玲央(神木隆之介)は、出会ったばかりの怪しげな婦人・いづみ(宮本信子)から、突然プロポーズされる。ホストクラブに案内すると玲央のために大金を使ってくれるいづみ。都合のいい客に巡り会った玲央は、後日再び現れたいづみの誘いに乗って、軽い気持ちで長崎を訪れる。フェリーに乗る二人だったが、近づいてくる端島を前に、いづみは想いを馳せて・・・。
1955年春、長崎県・端島。炭鉱員・一平(國村隼)の家に生まれた青年・鉄平(神木隆之介)は、島外の大学を卒業後、島の炭鉱業を取り仕切る鷹羽鉱業の職員として端島に戻ってきた。同じ大学を卒業した幼馴染の賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も帰島した。鉄平の兄・進平(斎藤工)や島の食堂の看板娘・朝子(杉咲花)、鉄平の母・ハル(中嶋朋子)ら、皆が鉄平の帰島を喜ぶなか、一平だけは激怒する。さらに鷹羽鉱業の職員で賢将の父・辰雄(沢村一樹)もまた、息子の就職先については思うところがあるようだ。
同じ頃、端島に謎多き美女・リナ(池田エライザ)が降り立つ。歌手だというリナに、興味津々の鉄平たちだが・・・。
未来への希望と活力に満ちた高度経済成長期の端島と、どこか閉塞感が漂う現代の東京。70年の時を超え、2つの異なる場所をつなぐ若者たちの物語が今、幕を開ける――。
引用:「海に眠るダイヤモンド」HP

朝子

銀座食堂の看板娘。

第1話ではちゃんぽんを配膳していました。

質素な恰好に足元は下駄でがんばっていましたね。

長崎大学を卒業し、故郷である端島に戻ってきた鉄平に会えてうれしそうな顔が印象的。

そして、鉄平が百合子と付き合っていないとわかり、健気に喜ぶ姿がとても素敵でした。

炭鉱夫や職員でにぎわう銀座食堂。

お店は毎日繁盛している様子で切り盛りも大変そうですが、ここからどうなっていくのかも注目。

いづみは誰?

現在で宮本信子さん演じるいづみですが、その正体は誰か?

玲央に話しかけ、何かのメッセージを伝えようと行動していることからも、過去に端島で暮らしていた誰か・・・過去の端島の誰かの娘とか?

現時点ではまったくわかりません。

過去の端島が1955年、現代の歌舞伎町が2018年ということなので、端島時代のいづみが22歳だとすると1933年生まれということになります。

すると、2018年には85歳。

それよりはいづみは若いようにも見えますが、どうなのでしょう。

本作はトリプルヒロインと謳われていますので、朝子・百合子・リナの誰かでしょうか。

端島

長崎県にある端島ですが、最盛期の1960年には約5300人が暮らしたと言われています。

現在も現地で観光ツアーが組まれていますが、天候が悪くなりやすく、そうなると上陸できないようです。

実は筆者は過去に上陸したことがあるのですが、その日も天候が定まらず、ぎりぎり上陸ツアーが決行されたことを覚えています。

現代から考えると、海にぽつんと浮かぶ島で多くの人が生活していた姿は容易には想像できません。

軍艦島(端島・はしま)
長崎港から船で18.5kmの距離に浮かび、伊王島、高島、中之島の先に位置しております。陸路では、長崎半島最南端の野母崎半島は、軍艦島が最も近く臨まれ、「軍艦」の形に見える位置となっています。軍艦島の周囲海洋は、釣り人達の間では魚の宝庫ともいわれ、五島列島と並ぶ釣り人達の憧れの地でもあるのです。付近の海域は潮の流れが荒く、僅かな風でも波の様相は一変する事もあり、慎重且つ安全な航行が必要です。軍艦島の桟橋も、台風によってコンクリートごと根刮ぎ吹き飛ばされて流出してしまった経験を踏まえて数回の改良の後に「ドルフィン桟橋」が出来上がりました。
引用:軍艦島コンシェルジュHP

主題歌 King Gnu「ねっこ」

鉄平がリナを呼び止めるところで流れてきました。

素敵なメロディですね。

注目はその歌詞。

ささやかな花でいい
大袈裟でなくていい
ただあなたにとって 価値があればいい

これ朝子だよね?(笑)

名前も「花」ちゃんだし・・・。

このあとも静かに想いを寄せることを連想させるような歌詞が続きます。

でも、よくよく考えると全員が誰かに想いを寄せているような関係性になっているので、誰でもあてはまると言えばそうですね。

次回以降も良いところで流れてくるんだろうな。

第2話

【あらすじ】
現代。いづみ(宮本信子)は一体何者なのか、自分に似ているという “忘れられない人”とはどんな人物なのかが気になる玲央(神木隆之介)。そんな玲央にいづみは、かつて想いを寄せていた鉄平(神木)のこと、そして島での複雑な“恋模様”について語り始める。
1955年9月。端島では、リナ(池田エライザ)のことを気にかけて遊びに誘う鉄平を、複雑な思いで見つめる朝子(杉咲花)の姿が。朝子の鉄平への気持ちに気付いているリナもまた、自分へ向けられた鉄平の好意をかわしながら、複雑な思いを抱えていた。
一方、端島に生活用水を引く海底水道計画の検討会に参加する賢将(清水尋也)に連れ立って、長崎を訪れた百合子(土屋太鳳)は、アメリカ生まれの“スクエアダンス”と出会い、気に入って端島に持ち帰る。 すぐさま同好会を設立するべく、鉄平、朝子、賢将、リナを集めて練習に取り掛かる。その頃、端島には大型の台風が近づいてきてーー。
引用:「海に眠るダイヤモンド」HP

島外への憧れ

鉄平、百合子、賢将いずれも長崎の大学を卒業していることから、端島の外の世界を知っており島にはないものにも触れている。

島の外からやってきたリナはおしゃれで今風な雰囲気で魅力的。

それに惹かれる端島の人たち。

そして外の世界をほとんど知ることのない朝子。

日々の生活が営まれる小さなコミュニティから、外の世界への憧れは常にあるように感じます。

第2話では賢将→朝子への想いが垣間見えましたが、その朝子も賢将が買ってきてくれるガラス細工を大切そうに飾っています。

特徴的なシーンだったスクエアダンスも、島外で百合子が触れてきたアメリカの文化でしたね。

島の内と外の生活は今後も重要なエッセンスになるような気がしています。

百合子の悩み

自由奔放で活発な印象があった百合子ですが、第2話では心に抱える悩みが露呈しました。

まず、家族(お母さん)との関係が良くない。

キリスト教を熱心に進行するお母さんですが、体調が優れず、百合子の姉もすでに亡くなっています。

おそらく長崎に落ちた原爆の影響かと推測されます。

「浦上天主堂にもピカは落ちた」の一言が何より強烈で、十字架も含めて外に捨ててしまいました。

台風の影響で跡形もなくなってしまったと思われるなか、家庭内の関係はどうなるのか。

そのうえで「私は子どもを産まない」と言った発言が百合子からあり、戦後まもない時期のなかで女性は結婚して出産するステレオタイプに単にあらがおうとしているのか、はたまたそれ以外の理由があるのかは不明です。

いづみ=百合子と思わせる水を飲むシーンも印象的ではありましたが、鉄平のみならずあらゆる登場人物にむけて、ただならぬ想いを持っているのが百合子という印象に変わりました。

交錯する想い

百合子→賢将?→朝子→鉄平→リナ→雄平?の想いの方向性が見えました。

そのうえで前述のとおり、百合子→朝子への想いもただならぬものがあり、わざといじわるをしているような様子。

一方で大人びているリナは朝子→鉄平の想いに気づいているため、鉄平からのアプローチをうまくかわす。

ただ、杉咲花推しとしては朝子がいじらしい。

「もっとがんばれ」みたいに応援したくなる。(笑)

鈍感な鉄平に対してやきもきしている様子がスクエアダンスのシーンも含め、とても伝わってきます。
それぞれの想いの方向性も見えてきましたが、叶う・叶わないを含めて関係がどう変化していくのか目が離せません。

まとめ

故郷端島への想いが見えた第1話、それぞれの想いが交錯した第2話。

現代と過去を行ったり来たりするので、いづみが誰なのかということも気になりますが、それよりも過去の端島でそれぞれがどういった悩みや感情を抱いて生活を送っていたのかの方が気になり始めました。

まだ始まったばかりですが、この先の展開が気になりますね。

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