【ドラマ】おちょやん(2020-2021年)第13週・第14週

ドラマ

皆さん、こんにちは。
筆者のキョン(@kyon2021f)です。

今回は花ちゃん主演ドラマ「おちょやん」第13週・第14週についてのレビューです。

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作品情報

2020年度後期 第103作 連続テレビ小説「おちょやん」

【放送日時】
2020年11月30日~2021年5月14日

【作】
八津弘幸

【主題歌】
秦基博「泣き笑いのエピソード」

【主な出演者】
杉咲花、成田凌、篠原涼子、トータス松本、井川遥 ほか

【あらすじ】
明治の末、大阪の南河内の貧しい家に生まれたヒロイン、竹井千代は小学校にも満足に通わせてもらうことができず、9歳の時に、道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。そこで目にしたのが、華やかな芝居の世界。彼女は女優を志し、芝居の世界に飛び込んでいく。そして、京都の映画撮影所などを経て、大阪で新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加する。そこで、喜劇界のプリンス、天海天海(あまみ てんかい)と出会い、結婚。喜劇女優として少しずつ成長していく。千代は天海と二人三脚で理想の喜劇を目指して奮闘するが、戦争が始まり、道頓堀は空襲を受ける。戦後、劇団は「鶴亀新喜劇」として復活するが、結婚生活は破綻。彼女は芝居の世界から去ってしまう。しかし、ラジオドラマへの出演をきっかけに、女優として不死鳥のように復活する。そのラジオドラマで、12人の子供を抱える母親役を演じた。大家族をめぐる泣き笑いのドラマは大きな反響を呼び、10年にわたる人気番組となった。そして、彼女は「大阪のお母さん」として絶大な人気を獲得し、名実共に上方を代表する女優となっていく。
引用:NHK放送史「おちょやん」

第13週・第14週レビュー

一平の引っ越し

千代に「一緒になろう」とプロポーズした一平。

ヨシオと別れてからいきなりだったので、ドキッとしましたが一平の千代に対する想いは高まっていたんですね。

一緒に笑ってくれ、泣いてくれ、そして時には励ましてくれ、いつも傍にいたのは千代。

それは千代にとっても同じだったはずです。

男のけじめとして、想いを口にしたわけですが、千代の傍にいると芝居に集中できないというのも不器用な一平らしい。

不器用だけど、心の底ではしっかり考えていて、本当は二代目天海天海を継ぐのにふさわしい男・一平を感じました。

引っ越してからは一緒に京都に行き、懐かしい面々とも会い、母親・夕とも会い、二人にとっては激動の期間でしたね。

とくに夕と千代、一平で夕が家を出た真相を聞くシーンは三人の熱演に涙しました。

天海天海襲名

芝居を盛り上げるために二代目を襲名させるということでしたが、無事に一平が二代目を襲名。

大山社長のビジネス優先の思考に怖さを感じるときがあります。

襲名披露のシーンは長尺のセリフながら、成田凌さん演じる一平がかっこよく笑いも誘いながらうまく話していました。

「おちょやん」後半戦での名シーン。

千代との結婚も同時に発表しましたが、このときの千代の恥ずかしそうな嬉しそうな表情も良かったです。

一平は二代目を襲名する、千代は二代目の妻となる・・・それぞれの覚悟と未来への希望が感じられる襲名披露でした。

チャップリン

喜劇と聞けば、まずチャップリンを想像する人も多いはず。

筆者もモダンタイムスなどを映像で見たことがあります。

いやいや、チャップリン知らんよって人のためにも一応プロフィールを載せておきますね。

チャールズ・チャップリン(1889-1977)
映画黎明期に数々の傑作を残し、「喜劇王」の異名でも知られる世界的俳優・映画作家。ミュージックホールの演者だった両親のもとロンドンに生まれ、5歳の頃から観客を前に歌う。8歳で旅芸人の一座に加わり、1913年の米国ツアー中に映画プロデューサーのマック・セネットと契約。以降「チャップリンの移民」(17)、「キッド」(21)、「黄金狂時代」(25)、「街の灯」(31)や「モダン・タイムス」(36)といったサイレント映画で監督・脚本・製作・主演を兼ね、決まって“リトル・トランプ”(小柄な路上生活者)の出で立ちで画面に登場する。初のトーキー作品となった傑作風刺コメディ「チャップリンの独裁者」(40)では、ヒトラーの独裁政治を痛烈に批判。賛否両論の渦巻く中、アカデミー作品賞など5部門の候補となった。続く「チャップリンの殺人狂時代」(47)では作曲も手がけ、「ライムライト」(52)はアカデミー作曲賞を受賞。同作のロンドンプレミア後に共産主義思想を疑われて米国から再入国を拒否され、スイスに移り住んだ。72年、オスカー名誉賞を受賞。75年、エリザベス女王からナイトの称号を授与された。77年12月、スイスで死去。88年の波乱に満ちた生涯だった。
引用:映画.com「チャールズ・チャップリン」

そのチャップリンが来日するということで、喜劇に携わる人なら「会いたい」と思うのが自然なこと。

鶴亀家庭劇のメンバーもそうだったから、万太郎一座に負けたくないってなったんですよね。

実際にチャップリンが来日したのは、1932年5月14日だったようです。

大阪に来る予定があったのかは不明ですが、当時は東京で相撲を見たそうです。

そして、首相であった犬養毅とアポがあったようですが、キャンセルになったそうです。(犬養は5月15日に暗殺された)

興味がある方は調べてみてください。

千之助

千之助がなぜ万太郎一座を追い出されたのか。

理由は「おもろないから」とのことでしたが、喜劇をやっている人からすればこれが一番屈辱的なはず。

面白いと思うことを面白いでしょって演じるのが喜劇だと思うので、それを否定されるということは自分の感性そのものを否定されたような気になると思います。

筆者も自分が面白いと思うことを堂々と話して、全然受けなかったことがありますが、すごく悲しい気分になりましたもん。

そんな体験談と一緒にするような軽いことではないと思いますが、一番言われたくなかったことを実の兄から言われた衝撃は、忘れらない過去としてフラッシュバックしていたんですよね。

最終的には、万太郎に勝ちたいという気持ちが通じ、家庭劇のメンバーと千之助の絆も深くなり、ハッピーエンド。

兄弟だからこそ、面白いことは認め、面白くないことは面白くないと素直に言い合える、そんな関係性でいたいと思わせる週でした。

まとめ

天海天海襲名、千代の結婚と未来に向けて大きく動き出した2週でした。

万太郎一座との勝負でも、あと一歩のところまで追いつめた鶴亀家庭劇。

劇団としての団結力や実力も上がってきていることを感じさせましたね。

一平との生活も始まり、時代の流れも加速度的に早くなっていく中、どのような展開になるのか目が離せません。

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もちろん「おちょやん」も見られます。

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