皆さん、こんにちは。
筆者のキョン(@kyon2021f)です。
放送終了から約1年の時を経て、「おちょやん」の視聴(二周目)を完走しました。
リアルタイムでも見ていましたが見逃した回などもあったため改めて視聴。
今回は「おちょやん」についてのあれこれを自由気ままに語りたいと思います。
題して 「おちょやん」について語ろう お付き合いよろしくお願いします。(笑)
各週のレビューは個別記事でも書いていますので、そちらも参照ください。
今回は全体的な感想を。
作品の構成について
まず、「おちょやん」は大きく分けて5つの構成に分けられると思います。
幼少期編→道頓堀編①→京都編→道頓堀編②→ラジオドラマ編
個人的に一番面白かったというか、花ちゃんのかわいさや演技を楽しめたのは京都編です。
カフェで働きながらお芝居の道へ邁進する千代の頑張りを応援したくなるような展開が多く、ぐっと引き込まれました。
小暮さんとの出会い、 心の支えになることがわかった一平という存在、カフェの仲間、芝居仲間、そして山村千鳥さん。
道頓堀を追われる形で京都に来ましたが、ここからが本当のひとり立ちという感じで、千代の強さと前向きさをたくさん感じました。
それにしても山村千鳥さん強烈でしたね。(笑)
怒鳴る、物を投げる、いろんな意味で倫理観がない人ですが、心の奥底には芝居への熱い思いと優しさを持っている人で、すごく魅力的な登場人物。
結構シュールな展開も多かったため、笑わずに演技をやりきっている感じも良かったです。
千代はここで精神的にも技術的にも成長したはずですし、「正チヤンの冒険」もなんか微笑ましくて良かった。
そして京都編で外せないのが小暮さん。
シンプルに、めちゃくちゃかっこいい。
なんかそれまで物語に登場した男の人(千代が出会ってきた男の人)と違って 誠実で正統派。
自分の夢や考えをしっかり持っていて、 人のことも考えられる優しさも兼ね備えている。
最終的には千代は小暮さんを選びませんでしたが、小暮さんも高城さんと一緒になれたので、それはそれで良かったのかなと思います。
そしてその小暮さんの存在があったからこそ、一平の重要性が改めて認識されましたよね。
千代が困ったときはいつも一平がそばにいて、心の支えになってることを視聴者も実感したと思います。
やっぱ一平だな。(笑)
不器用なんだけど、でも全力で言葉にして行動しようとする姿にとても惹かれました。
京都では大部屋女優の役割とか、ちょっとエロい?(エロくはないか)のカフェという商売など、時代が昭和に動こうとするなかでの生活なども垣間見ることができて個人的には楽しかったです。
感動したシーン BEST3
ということで、「泣ける」と評判だった「おちょやん」で筆者が感動したシーンBEST3を発表したいと思います。
あげ出すときりがないぐらい泣ける展開が多かったですが筆者が泣いたシーン。
第3位 千代と一平が夕に会いに行ったシーン
泣いたわー。
一平の母親である夕は、父親である天海天海に追い出されたのではなく、自分から出ていったのだという真相が夕の口から語られ、千代が激怒するシーン。
一平は自分が信じていたことは都合よく解釈していただけだとわかり、笑い転げていたんですよね。
三人の芝居が見事というか、良い意味で調和していて切なさと寂しさが一気に押し寄せてくる感じ。
千代の怒り、一平の笑い、夕の涙に鳥肌が立ち、めちゃくちゃ泣きました。
第2位 みつえを励まそうと一福が芝居に出たシーン
戦後の青空のもと、集まった鶴亀家庭劇のメンバーが芝居をするシーン。
旦那をなくし塞ぎこむみつえを励まそうと一福が吹けないトランペットを持って登場。
で、これが吹けちゃうっていう展開。
これも泣きましたというか、泣けました。
みつえの笑顔、涙。
みんなの笑顔、涙。
めちゃくちゃ素敵なシーンでした。
一福もお父さんを亡くし、日本は戦争に勝ってたんじゃないのか・・・と落胆していたところにこれですからね。
最終的にはみんな笑顔。
視聴者は涙です。
第1位 一平の二代目天海天海襲名シーン
これはもう名シーンですよ。
覚悟を決めて二代目を襲名するわけですが、堂々とした一平のしゃべり。
そしてサプライズ的に発表される千代との結婚。
いやー、 泣きましたね。
今思い出しても泣きそうです。
一平がこれまで歩んできた道のり、いろいろあったけど一緒に芝居をする仲間、そして人生の伴侶を得て新しい一歩を踏み出す。
これら全部が見ているこっち側にどっと入ってくるというか、 本当にすごいシーンでした。
一平や千代だけでなく、家庭劇のメンバーみんなの表情がすごく良かったです。
他にも千代とテルヲの最後の別れのシーンとか、ヨシヲと別れて千代が「また一人になってしもた」のシーンとか、いろいろあるんですけど、一応 BEST3ということで。
印象に残ったシーン BEST3
続きまして、印象に残ったシーン。
感動したのと何が違うねんって感じですが、これは泣かなかったけど良かったよっていうBEST3です。
第3位 栗子さんを気遣うヨシヲが山で行方不明になるシーン
序盤より、体調が悪い栗子さんを気遣ってヨシヲが山に食べ物を探しに行くシーン。
食べようと思っていたおはぎ食べられたり、全然面倒も見てくれない建前だけの母親に対しての無償の愛。
ねーやん、お腹すいたのヨシヲですよ。
自分が食べる物もないぐらい貧しい環境にありながら、人のために行動できる優しさってすごいです。
さすが千代の弟って感じでした。
第2位 小暮さんが千代に告白するシーン
いやー、小暮さんいいよね。
お店の外に出たら小暮さんが立っていて、突然告白される千代。
千代の「なんでうち?」という戸惑いも良かった。
千代は小暮さんに想いを寄せた時期もありましたが、小暮さんの高城さんへの気持ちがわかってからはそれにふたをして芝居に打ち込んできたんですよね。
それが、好きですなんて・・・切ないような何とも言えないです。
でもそのときの小暮さんの一生懸命さと いうか、この人と一緒になったら大丈夫だと思える安心感はすごかった。
第1位 寛治に千代と一平が身の上話を語るシーン
これ、 よかったー。
なかなかの長尺シーンで、千代と一平がそれぞれの人生を話すんですよね。
お金を盗んだり、人を困らせようとする寛治を諭すために。
明るく振る舞っているけれど、どことなく影があって本心で行動していない寛治。
一平の「笑いたくないときに笑わんでええ」、この言葉に救われましたよね。
そして千代も一平も親がいなくて、寛治と一緒だと。
言葉のひとつひとつが胸にグサグサ刺さって、なんでこの人たちはこんなにも優しく安らかなんだろうと。
きっと相当に苦労・苦悩してきて、寛治の気持ちがわかるからなんだろうなと思いました。
他にもごりょんさんの恋話とか、旦さんを運んだテルヲのエピソードとか、福助の出征前のトランペット演奏とか、名シーンはいっぱいありましたけどね。
もう本当に毎週泣かせてもらいました。
特に千代が道頓堀に戻ってきた後半は本当に泣ける場面が多かったです。
主題歌 泣き笑いのエピソード
めちゃくちゃ良い曲です。
序盤の脚本とスタッフからの説明を受けて作られたと聞いて、それだけでこんな完璧な曲が書けるのかとびっくりです。
まずは泣きがあるんだけど、最後にはちゃんと笑いがあって前向きになれる「おちょやん」だったので、本当にぴったり。
秦基博さん、本当にすごいっす。
寛治演じる前田旺志郎さんが現場でよく歌ってたっていうエピソードも好き。(Flower TOKYOより)
特に2番のサビ部分の歌詞が好きです。
笑顔に会いたくなるけれど
今はでも弱音ははかない
そう強がってる
お腹の音が鳴ったら
大丈夫のサインだ
泣き笑いの日々を行こう
前に進もうとする姿勢と人間味があふれる歌詞がとても素敵だなと思います。
道頓堀に行ってみた
「おちょやん」が好きすぎて、道頓堀にも行きました。
当日はアメリカンが閉まってたので写真を撮れずでしたが、それ以外は網羅。
今井の横に細い道があって、そこに昔の新聞記事や求人募集が展示されていて、すごく貴重でした。
土曜スタジオパークin大阪(2021年3月13日)
大阪での公開生放送の回です。
俳優さん、女優さんが生放送で話すことって番宣ぐらいしかいないと思うので、インタビュー形式は結構新鮮ですよね。
それこそ、笑っていいとものテレビショッキングはそのスタイルだったわけで、そりゃ人気出ますよね。
花ちゃんは黒の衣装と肩まで伸びた髪の毛が印象的でした。
花ちゃんが選ぶ名場面はヨシヲとの別れのシーン。
半日ぐらいかけて撮影をしたということで、とても思い入れがあったようです。
確かに良いシーンだったし、泣きながら笑う表情はとても切なかった。
その後の一平の腕グイも良かった。(笑)
「ひとりやあらへん、俺がおる」の一平、さすがにかっこよすぎ。
一平が抱き寄せてくれるところまで一連で止めずに撮ったようですが、本当に良いシーンになりましたよね。
ちなみに、成田さんが選ぶ名場面は二代目襲名の口上。
「隅から隅まで、ずずずいっと」が印象的なシーン。
座長としての貫禄も出ていて、堂々とした出で立ちが良かったです。
成田さんは撮影のテストで泣くことが多かったらしいです。
まあ泣くことを我慢するのも辛いですからね。
さいごに
「おちょやん」出演者の皆さんが本当の家族のようになって、今後も関係性が続いていくことを嬉しく思います。
視聴者も同じ想いで見られる素敵な作品でした。
他のドラマとか映画に出ていたら気になりますもんね。
この素敵な作品の裏側にはコロナ禍をはじめとした、様々な苦労があったことと思います。
でもそれを乗り越え、作品を届けてくれたこと、作品に出会わせてくれたことに感謝しています。
個人的にも「おちゃやん」を通じて喜劇や道頓堀という土地に興味を持つことができたので、今後も「おちょやん」つながりの記事を書けたらいいなと思います。
以上、思いつくままに書きまくりましたが、最後まで読んでいただいた方はお付き合いありがとうございました!
記事の感想等はTwitter(@kyon2021f)またはコメントでお待ちしています!
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