皆さん、こんにちは。
筆者のキョン（@kyon2021f）です。
今回は花ちゃん主演ドラマ「おちょやん」第3週・第4週についてのレビューです。
作品情報
2020年度後期 第103作 連続テレビ小説「おちょやん」
【放送日時】
2020年11月30日～2021年5月14日
【作】
八津弘幸
【主題歌】
秦基博「泣き笑いのエピソード」
【主な出演者】
杉咲花、成田凌、篠原涼子、トータス松本、井川遥 ほか
【あらすじ】
明治の末、大阪の南河内の貧しい家に生まれたヒロイン、竹井千代は小学校にも満足に通わせてもらうことができず、9歳の時に、道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。そこで目にしたのが、華やかな芝居の世界。彼女は女優を志し、芝居の世界に飛び込んでいく。そして、京都の映画撮影所などを経て、大阪で新しく生まれた「鶴亀家庭劇」に参加する。そこで、喜劇界のプリンス、天海天海（あまみ てんかい）と出会い、結婚。喜劇女優として少しずつ成長していく。千代は天海と二人三脚で理想の喜劇を目指して奮闘するが、戦争が始まり、道頓堀は空襲を受ける。戦後、劇団は「鶴亀新喜劇」として復活するが、結婚生活は破綻。彼女は芝居の世界から去ってしまう。しかし、ラジオドラマへの出演をきっかけに、女優として不死鳥のように復活する。そのラジオドラマで、12人の子供を抱える母親役を演じた。大家族をめぐる泣き笑いのドラマは大きな反響を呼び、10年にわたる人気番組となった。そして、彼女は「大阪のお母さん」として絶大な人気を獲得し、名実共に上方を代表する女優となっていく。
引用：NHK放送史「おちょやん」
第3週・第4週レビュー
もっとちゃんと考え！
数え年で18歳になった千代にごりょんさんが言った言葉です。
幼少期から奉公してきた千代にとってはごりょんさんがお母さんみたいな存在ですね。
ごりょんさんも千代のことを真剣に考えてそう言ったことが伝わってきました。
ただ、千代にとっては岡安を出たとて行く先がなく、このままここにいさせてほしいというほかないのが悲しい。
貧しい環境で育ってきた千代にとって、岡安での生活は奉公ということではありますが、幸せに過ごせていたことが想像できます。
そういったことを知っていても「後悔しないように」と言葉をかけてくれるごりょんさんのやさしさを感じました。
ところでごりょんさんの意味とは？
主人の妻を、船場では「ごりょんさん」と呼ぶが、（中略）鎌倉時代から使われていた「ご料人」から来ている。本来は「将来主君となるべき若君」を指す言葉だが、江戸時代になり、「将来嫁となる女性」を指すようになった。その後、大家のご料人が嫁に入るときには実家の女中が付き添って、嫁ぎ先でも「ごりょんさま」と呼んだことから、若嫁を意味するようになったと考えられている。
引用：LIFLE HOME’S PRESS「消えゆく大阪の「船場言葉」。商人の街らしい船場言葉の数々の表現とは」
ちなみにみつえのことを「いとさん」と呼ぶのは、同じく船場言葉で「愛しい人」を意味するらしいです。
「おちょやん」を通じて、またひとつ勉強になりました。
熊田さん
西川きよし・ヘレン夫妻の長男・西川忠志さんが演じています。
タレントかと思っていましたが、職業は俳優のようです、失礼しました。
西川忠志さんの芝居がすごく良い味を出しています。
経歴を調べると連続テレビ小説には複数回出演されているようですが、大阪感を出しつつ物語を邪魔しない感じで見ていて心地いいです。
劇場の支配人という立場で千代に舞台の台本をくれるなど優しい面もあり、心に響きました。
早川延四郎の恋
役者とお茶子との恋は禁断ということで、過去の叶わなかった恋がなんとも切ない。
病気を抱え役者を引退することが決まっているなか、ごりょんさんに何とか想いを伝えようとするのもさらに切ない。
現代とは違い、自由恋愛もできない時代でしょうから、そういった切ない恋物語はたくさんあったのでしょうね。
今はだれでも恋をして（中には叶わぬものもあると思いますが）、想いが通じれば結ばれることができる。
これって当たり前のように思いますが、当たり前ではなかった時代があったんですよね。
延四郎さんも最後にごりょんさんと話すことができてよかったと思います。
こういった主人公以外の登場人物のエピソードが挟まれているのもいいです。
花ちゃんと成田凌さんの共演
ついに、一平演じる成田凌さんも登場しました。
花ちゃんとの共演は今回で５回目だそうです。
ドラマ・映画・CMと各種共演してきたのを筆者も見てきましたが、さすがに5回も共演すると息ぴったりでしょうね。
役柄は天海一平という、天海天海を継がなければいけない立場にありながら、いまいち芝居に打ち込めない役です。
芸姑遊びが好きで夜な夜な街に繰り出しているようですが、千代を売り飛ばそうとするテルヲに直談判するなど、男らしい一面もあります。
ただでさえ成田さんかっこいいのですが、男らしさや舞台上での凛々しい姿もあいまって、つい見入ってしまいます。
天海天海一座
率直に言って、人気ないですね・・・。
天海天海を失ってから何も前進していないように感じます。
一平が芝居に身が入らないのも相変わらず。
代役を務めた千代に救われた部分もありましたが、今後どのようになっていくのか。
星田英利さんの熱演が光るだけに気になるところです。（笑）
まとめ
ついに花ちゃん登場です。
成田さんも登場し、物語は大きく展開してきそうです。
テルヲのダメっぷりが露呈しましたが、それでも千代にとってはたったひとりの父親。
複雑な想いが交錯するのが画面からも伝わってきました。
さて、岡安を飛び出した千代はどうなっていくのか・・・楽しみです。
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もちろん「おちょやん」も見られます。
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