【ドラマ】プリズム(2022年)第7話

ドラマ

皆さん、こんにちは。
筆者のキョン(@kyon2021f)です。

今回は花ちゃん主演ドラマ「プリズム」第7話について紹介したいと思います。

陸の過去を知ったなか、皐月はどのように行動していくのか。

偽装結婚の行方、陸と白石の関係性。

気になることだらけですが、プリズムも終盤戦に突入。

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作品情報

放送日時
2022年7月13日~

脚本
浅野妙子

出演者
杉咲花、藤原季節、寛一郎、石井杏奈、吉田栄作、岡田義徳、霧島れいか、小野莉奈、矢島健一、若村麻由美、森山未來 他

あらすじ
都内の園芸店でバイトする前島皐月(杉咲花)。声優を目指すが諦めかけていた。
何をしても本気になれない。恋も同じだった。
しかしある時、ガーデンデザイナーとして活躍する森下 陸(藤原季節)と出会う。
皐月の作るテラリウムが、陸の目に留まったのだ。
それから、陸が手がける庭園のリガーデンプロジェクトを皐月も手伝うことになる。
2人が恋人となるのに時間はかからなかった。
そんな折、ガーデナーの白石悠磨(森山未來)がプロジェクトに加わることになり、陸はひどく動揺していた。
2人は再び出会ってしまったのだが、そのことを皐月は知らない。
ガーデンの完成を目指しながら3人の思いが交錯する。まるでプリズムのように。
やがて、皐月は、ある選択をする。
引用:NHK「プリズム」HP

陸のプロポーズと皐月への想い

プロポーズのシーン、見ていて愛おしくなりますね。

皐月は一生懸命考えて即答はできないと言い、陸は皐月のことを大切に想っていることがわかるように話す。

二人の空気感というか、相性の良さというか、一緒になってほしいなと思える場面ではあります。

でも、これも誰かがつくった普通という基準にあてはめ、男女で愛を育むものだと無意識のうちに感じているのかもしれません。

陸が皐月を大切に想う気持ちに嘘はないと思いますが、陸に何ふり構わず行動・発言させるだけのエネルギーはない。

愛おしいのだけれど、どこかすっきりしないようなそんな感じ。

白石と向き合っているときの陸はもっと自然で、飾らない感じだと思います。

そんななかで両家の顔合わせ。

陸の父親、自分の価値観が世のスタンダードだと思わせるような発言の数々。

あーこういう人いるな・・・と妙に納得するのですが、見ていて気持ちの良いものではありませんね。

自分のなかでこれが正解だと思うことは良いと思いますが、多様性も受け入れてほしいところ。

ここでも皐月は自分の考えをしっかり言葉にできており、成長を感じます。

その背景には皐月の父親のこともあったからだろうと想像すると、皐月一家は多様性についてある程度許容できるようになった。

その対比として、陸の父親は受け入れない。(家族も?)

価値観を押し付けられることに対する不快感は相当なものでしたが、先行きに不安を残す顔合わせ。

そして、陸が「自然体でいられる」のが本当に皐月の前なのか、という疑問。

先ほども書いたように、陸が自然なのは白石と話しているときではないのか。

皐月の気持ちが疑いのなかにあるように、見ている側も同様に感じています。

それぞれの想い

皐月は結婚という形じゃなくてもいいという結論に。

陸は自分より大切だと思える人(=白石)と出会えたと父親に打ち明けた。

白石は陸を好きになることが怖かったと手紙に書いていた。

それぞれの想いの元、それぞれの行動があった。

いつか、皐月が言ったように愛がずっと続くものであるとするならば、確かに結婚という形じゃなくていいと思います。

それは自分の父親が同性のパートナーと幸せに過ごしているように。

一方で、陸にとっての白石は特別な存在であり、白石にとって陸もまた特別な存在。

お互いがお互いを助け合っており、これもまた愛の形と言えるのではないか。

こういう形ってありだよね・・・と結論づけてしまうと、陸と白石が元の鞘に戻ることになってしまいますが、最終的にどうなるのでしょうかね。

皐月には幸せになってほしいと思うのですが、皐月にとっての幸せは陸が幸せになることなのかもしれません。

第7話ではそのあたりの整理がまだついていない様子でしたが、次回以降どうなっていのか。

改めて感じることは、陸と白石の関係は相当に深いものだということです。

堂々と好きと言える相手に巡り会えた

白石が陸に言った言葉。

めちゃくちゃ重い一言ですよね。

自分たちの関係は周囲には理解されず、親に反対され終わりを告げたわけです。

この一言に込められた想いは、「陸、良かったじゃないか」ということだけではないと思うと胸が苦しくなります。

自分たちも堂々と好きと言える関係なら良かったのに・・・と。

同性を好きになることは悪いことではなく、これもまた一つの多様性だと胸を張ってほしいと筆者は思います。

自分にとっての普通は相手にとっての普通ではないということを改めて考えさせられます。

第7話ハイライト

ドラマ放送終了後にシーン別にランキングを作成しようと思っています。

第7話から以下のシーンをエントリー。



考えさせられたシーン

①子どもを持つことが普通ですかと皐月が言うシーン

②自分より大切だと思える人に出会えたと陸が言うシーン

自信なさげにテラリウムを作っていた女の子が、ここまで堂々と意見を言えるようになった。

そんな姿を感じさせられるシーンです。

陸のお父さんがあまりにも偏った考えの持ち主であることは事実ですが、ここまではっきりとあの場で
発言することは大変なことだと思います。

皐月も成長したなと。

2つ目は陸が父親に対して力強く説明するシーン。

白石のことを「自分より大切な人」と言っています。

わりと淡々としている様子が多い陸が、白石のことになるとここまで熱く話せるのかと。

そして、距離がある父親に対して、本当は理解してほしいという想いも伝わってきます。

結婚だけではなく、自分が好きになった相手のことは家族も好きになってほしいという思いは誰にでもあるものだと思います。



花ちゃんがかわいかったシーン

①皐月きれいよと皐月ママが言うシーン

着物を着た皐月ママが綺麗なことは置いておいて、そのママが皐月に言うシーンです。

自慢の娘ですね。

ドラマ開始直後は葬式に着た娘に対して「何、そのバンドマンみたいな恰好」などと、皐月のことを悪く言うシーンもありましたが、親子関係も前進したと感じます。

お互いがお互いのことを認め、理解し、そして大切に想う。

そんな気持ちが伝わってくるシーンでしたが、白い服をまとった花ちゃんも可憐です。

まとめ

皐月の笑顔がほとんどなかった第7話。

考え、悩み、疑い、特別・・・様々な想いが交錯する前に渦巻いているように感じますね。

皐月がどう振る舞い、どう進んでいくのか。

プリズムも終盤戦ですが、続きが気になります。

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