皆さん、こんにちは。
筆者のキョン（@kyon2021f）です。
今回は花ちゃん主演ドラマ「プリズム」第5話について紹介したいと思います。
皐月と陸の偽装結婚がある一方で、順調に愛をはぐくんでいるように見えるふたり。
白石はそんな陸を見ながら何を思うのか、陸も同様に何を思うのか。
作品情報
放送日時
2022年7月13日～
脚本
浅野妙子
出演者
杉咲花、藤原季節、寛一郎、石井杏奈、吉田栄作、岡田義徳、霧島れいか、小野莉奈、矢島健一、若村麻由美、森山未來 他
あらすじ
都内の園芸店でバイトする前島皐月（杉咲花）。声優を目指すが諦めかけていた。
何をしても本気になれない。恋も同じだった。
しかしある時、ガーデンデザイナーとして活躍する森下 陸（藤原季節）と出会う。
皐月の作るテラリウムが、陸の目に留まったのだ。
それから、陸が手がける庭園のリガーデンプロジェクトを皐月も手伝うことになる。
２人が恋人となるのに時間はかからなかった。
そんな折、ガーデナーの白石悠磨（森山未來）がプロジェクトに加わることになり、陸はひどく動揺していた。
２人は再び出会ってしまったのだが、そのことを皐月は知らない。
ガーデンの完成を目指しながら３人の思いが交錯する。まるでプリズムのように。
やがて、皐月は、ある選択をする。
引用：NHK「プリズム」HP
好きという気持ちの重さ
陸の白石に対する好きという気持ち、白石の陸に対する好きという気持ち。
周囲が認めなかったことで長く続くことはありませんでした。
本来は好きという気持ち自体に重さはないような気がしますが、今回はここにちょっとクローズアップ。
綾花の剛くんに対する好きの気持ちは軽かった。
本人も自認するように「皐月みたいに彼氏がほしい」「手っ取り早かった」と言っています。
もはや好きという気持ち自体がなかったようにも感じられますが、陸・白石そして皐月の好きという気持ちとは完全に一線を画しています。
ここにも周囲と同じでなければいけないという焦りというか、世間一般にあわせようとする綾花の価値基準が感じられます。
でも本当は、自分は自分であって他人と比較する必要もない・・・そんなメッセージがあるように感じます。
綾花に告白をされた剛くんはというと、ここのダメっぷりはぶれない。（笑）
言動の数々に悪意がないとするならば、良くない環境で育ったのだろうと想像させられます。
「副社長と呼ぶな」と後輩に言いつつも、完全に立場は上だと思わせるようなふるまい。
そして綾花のことさえも、「励まそうと思って」恥をかかせる始末。
そりゃあ、皐月にも嫌われますよ。（笑）
「人の上に立つ人」として育てられた感じが出ていますし、地位こそがすべてのような感じも気になりますよね。
この剛くんもどうなっていくのか個人的には気になります。
剛くんの好きの気持ちもどうなるのか。
打ち明けられる存在
正直に話すって難しいことです。
特に世間一般におけるマイノリティな話題は避けがち。
そんななかでも、陸にとって妹は正直に話せる、打ち明けられる関係性であることがわかります。
過去の白石との関係性も語っていますし、何より妹も陸に対して正直に話しています。
陸にとって正直に話せる人は妹・白石・バーのマスターと意外といる。
一方で、皐月は陸と白石（お父さん・綾花も？）、白石には誰もいません。
それぞれ悩みをたくさん抱える中で、打ち明けられる存在がいるということはとても大事なことに思えます。
その人の前では素直に、ありのままの自分でいられる。
陸も皐月に対してそうありたいと思っていくのではないかと思います。
これが好きという気持ちからくるものなのか、大切な人に対しては誠実でありたいと思うからなのかはわかりません。
ただ、皐月が素直に陸に対して向き合っているということが、回を追うごとに伝わってきますので、そうしたことからの心境の変化だと思います。
今後、この三人にとっての打ち明けられる存在は変わっていくのか。
皐月、陸ともに家族とのわだかまりもありますので気になりますね。
思いがあるからこそ整理しきれない
白石が皐月に言った言葉。
心に迫るというか、すごく端的に刺さる一文ですよね。
これは陸に真実を打ち明けられた皐月の心情を示唆しているのか。
なんとなくそんな風にも思います。
相手が大切な人だからこそ向き合う、受け止めたいと思う。
でも、論理的に考えようとすればするほど混乱し、どう振る舞っていいかわからなくなる。
皐月のお母さんはそう見えます。
そして、普通とは何かについて考えてしまう。
今、目の前で起きていることが普通なのか、自分のこの考えが普通なのか、普通だったらどうするだろうか？
でも白石が言ったように「普通」は誰かがつくった基準。
皐月はお父さんのことを乗り越えたこともあり、その考えに共感しているように見えます。
相手のことを受け止めて、受け入れていくことはとても難しいことだと思いますが、皐月はそれができる人になってきたなと。
今の皐月なら、陸の本当の気持ちを受け入れることができそうな気もしますし、一方で好きという気持ちもあるのでなんだか難しそうだなと・・・感情のせめぎあいです。
第5話ハイライト
ドラマ放送終了後にシーン別にランキングを作成しようと思っています。
第5話から以下のシーンをエントリー。
考えさせられたシーン
①思いがあるからこそ整理しきれないと白石が言うシーン
②皐月のお母さんがお父さんに話しかけるシーン
前述ですが、白石が言うことで重みを増しつつ刺さる一文です。
受け止めることと、受け入れることは別だと思いますし、どちらも難しさがあると思います。
皐月のお母さんは一歩進んだように思いますが、まだ受け入れるというところまではいっていないのでは。
今後どうなっていくのかということも含めて、いろいろと考えさせられる二つのシーンです。
花ちゃんがかわいかったシーン
①発注作業を忘れてパソコンに向き合うシーン
②恥ずかしいことを言った気がするから歯磨いてくるのシーン
仕事している花ちゃんっていいですよね。
得意のタイピングをもっと見せてほしいですが、白石との会話も自然で良かったです。
発注忘れても笑顔でいてくれたらそれでいいですよね。（笑）
恥ずかしいこと言った～は言うまでもないですね。
本作最高のシーンの呼び声も高い。
はにかむ感じが素の花ちゃんっぽくもあり、陸の笑顔もあいまってとても素敵なシーンです。
まとめ
白石を大学から追い出したのが陸の父親だとわかり、陸もそのことを知りましたね。
皐月のことを大切が思うゆえに本当のことを話そうとしているようですが・・・。
白石の言葉が響いてくるなかで、皐月はどう反応するのか。
今後の展開に目が離せませんね。
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