【ドラマ】杉咲花の撮休(2023年)第5話・第6話

ドラマ

皆さん、こんにちは。
筆者のキョン(@kyon2021f)です。

今回は花ちゃんが主演をつとめたドラマ「杉咲花の撮休」第5話・第6話について紹介します。

杉咲花の休日を三人の監督が撮るシリーズものの最後です。

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作品情報

【放送日時】
2023年2月~3月

【作品コンセプト】
多忙な毎日を送る人気俳優・杉咲花。彼女はドラマや映画の撮影期間に突然訪れた休日、通称“撮休”をどのように過ごすのだろうか?知られざる杉咲花のオフの姿をクリエイターたちが妄想を膨らませて描き、杉咲自身が演じる “撮休”シリーズ第4弾!
圧倒的な演技力で多くのドラマや映画、声優などさまざまな場で活躍する杉咲花。そんな彼女の撮休を描くために豪華監督と脚本家が集結した。監督は、松居大悟(映画『ちょっと思い出しただけ』)、今泉力哉(映画『愛がなんだ』)、三宅唱(映画『ケイコ 目を澄ませて』)といった話題作を手掛ける3人が参加。脚本は前出の監督3人の兼務に加え、小説家・燃え殻(「ボクたちはみんな大人になれなかった」)、向井康介(映画『ある男』)、和田清人(「連続ドラマW 鵜頭川村事件」)が務めた。個性豊かなクリエイターたちが、杉咲とともに6つの世界を作り上げていく!
引用:wowow「杉咲花の撮休」

第5話「従姉妹」

【第5話 監督】
三宅唱

【第5話 脚本】
三宅唱、和田清人

【出演者】
杉咲花、坂東龍汰 他

【第5話あらすじ】
撮休の日、杉咲花は同棲している恋人・桧山大樹(坂東龍汰)が、先輩から借りたカメラレンズを壊してしまったことを知る。俳優仲間の河野緑(橋本愛)にはあきれられるが、花は大樹にお金を貸してしまう。午後、従姉妹の雪(杉咲花・2役)と食事をしに出掛けた花。雪になぜ役者になったのかと問われ、花は胸の内を打ち明けていく……。
引用:wowow「杉咲花の撮休」

不思議な空気感

いきなり間違い電話がかかってきたり、マジックの番組を見ていたり。

何とも言えない不思議な空気感でしたね。

行動ひとつひとつはとある休日という感じなのですが、そこに込められた意味やなぜそういった行動をするのかといった点に深みがあります。

間違い電話に関しても本当に間違いなのか。(=自分が自分じゃない誰かになっている瞬間がある)

マジックに没頭している。(=人をだますこと、本当の自分を見せないようにしている)

恋人との関係。(=現状維持はネガティブではないと言っているが、関係性が良好なようには描写されていない)

などなど、考え出すと非常に深い。

雪ちゃんと会うことで「役者になった動機について」も語っていますが、雪ちゃんはほとんど言葉を発せず、花の中にいるもう一人の花のようにも感じます。

花のラジオを車で聞いていたり、そっと見守るようなそんな優しさも雪ちゃんからは感じました。

今回の第5話は最終話とふたつのエピソードが連動するようになっていますので、そのあたりもクリアになるんですかね。

全体的に考えさせるような構成で世にも奇妙な物語的な物語でした。

橋本愛さんとのシーン

なんかすごくナチュラルで好きなシーンです。

本作では俳優仲間という設定のようですが、距離感・会話のテンポとも友人というリアル感がありましたね。

愛さんはお医者さんの役を演じているところだったのかな?

ここでも花ちゃんに対して「なんか雰囲気変わったよね」と言っており、直近で何かしらの変化があったことが示唆されていますよね。

深い意味があるのか、ないのか・・・。

いずれにせよ、最後の「あと5分だけいいですか?だめですか?」は好きでした。(笑)

そして、それを送り出す花ちゃんの表情、声も。

第6話「五年前の話」

【第6話 監督】
三宅唱

【第6話 脚本】
三宅唱、和田清人

【出演者】
杉咲花、坂東龍汰 他

【第6話あらすじ】
杉咲花は恋人・桧山大樹との同棲を解消することになり、俳優で友人の河野緑と一緒に住む家探しをしている。不動産会社の水野(芋生悠)と風間(足立智充)に勧められ、花はひとりで物件の契約をしてしまい……。そんな5年前の出来事を、映画の宣伝のためのインタビューを受けながら、花はふと思い出していた。撮休だからとマネジャーに取材を入れられてしまったある日の出来事だった。
引用:wowow「杉咲花の撮休」

モノクロ世界

インタビューを受ける花ちゃんの回想ということでモノクロ世界。

演者を飾る装飾としての色が機能しないので、映像の見せ方は難しそうだなと感じました。

画面がどうしても地味になりますよね。

ただ、一方で「過去」という感じはより強調されこちらに届いてくる。

インタビューを受ける花ちゃんの華やかさもより際立って伝わってきました。

花ちゃん、何があったのか語られていませんが骨折しています。

これも監督が見たかった杉咲花ということなのでしょうか。

うん、確かに骨折している花ちゃんは貴重。

骨折しているし、家を決めても同棲できなくなるし、恋人とは別の道に・・・。

いいことないなぁという5年前の一日があって、今があって。

そんな一日さえも、いろいろな人のドラマがありました。

来るなら連絡してよ

大樹との再会シーン。

甘酸っぱい。

中学のときに付き合っていた彼女と地元で再会した気分です。

わかり合っていた時間があるって素敵なことですよね。

たとえそれが良い思い出ばかりじゃなくても、繋がっていた時間は大切ですよね。

そのときに共有した感情・思いは決して色あせることはないですし、二人だからこそわかることもたくさんありますしね。

それが凝縮されていたのが最後のエレベーターホールで会うシーンだと思います。

大樹は忘れ物を取りにきただけでしたが、花ちゃんは大樹を探していました。

大樹は花ちゃんと別れてからすでに前進してきている。

花ちゃんも役者として前進してきたけれども、大樹と会ったこの一瞬からまた前進していく。

別れたことが正解かはわかりませんが、大切だった人が前進している姿を見て、自分も前進していくということはドラマの世界じゃなくてもあることですし、非常に親近感を持てる演出だったなと思います。

まとめ

杉咲花ファンにはたまらない撮休全6話。

いろんな花ちゃんが見られたなと思いました。

第5話でいろいろと考えさせられたこと自体は第6話とリンクしておらず、雪ちゃんの存在は謎のまま。

誰か解説お願いします。(笑)

感想等はTwitter(@kyon2021f)またはコメントでお待ちしています!




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